矯正治療の流れ
当院に初めてご来院されてから、矯正治療が終わるまでの流れをご紹介します。
初診相談
まず、患者さんの心配ごと、悩み、治療に関する疑問などを伺います。不安なことやわからないことは、何でもご遠慮せずお聞きください。十分納得いくまでお話し合いしましょう。治療方針、期間、費用等について詳しくご説明します。ご希望があれば、そのまま次の精密検査を行います。

精密検査
(所要時間:約1時間)
レントゲン撮影、歯型とり、口の中の写真撮影、顔の写真撮影を行います。


診断・治療計画の説明
(所要時間:約15~20分)
2~3週間後に、検査の結果に基づき、治療方針等をご説明します。

頭部を横から撮ったレントゲン

歯型の石膏模型

写真やデータを基に、現在の状態とどのように治療をしていくかを詳しくご説明します。
前準備
(所要時間:約5分~30分)
矯正装置をつける1~2週間前に、前準備としてゴムリング挿入や歯型とりを行うこともあります。

奥歯の歯と歯の間に隙間をあけるため、ゴムリングを挿入します

矯正装置を作るための歯型をとります
※また、患者さんによっては抜歯が必要な場合があり、必要に応じて抜歯を行っていただきます。
矯正装置をつける
(所要時間:2時間半~)
いよいよ歯に矯正装置をつけ、治療が開始します。

矯正装置(ブラケット)をつけます

ワイヤーを通し、ブラケットと結びます
歯磨き指導
(所要時間:約1時間)
矯正装置をつけると歯磨きがし難くなり、むし歯ができるケースがあります。当院では、矯正治療中にむし歯や歯周病になることがないよう、きちんと指導を行います。矯正装置に慣れてきた、装着後1週間くらいで、染め出し剤で磨けていない部分を確認してもらい、きれいになるまで歯磨きをしていただきます。その後、磨き方のポイントや注意点をお話しします。

赤く染まった部分が磨き残しの歯垢です

歯磨きのポイントなどを詳しく説明します
矯正治療(動的治療)
(治療期間:約2年半~3年が目安)
歯を動かしていく「動的治療」中は、1か月に1回程度の通院になります。歯の状態をチェックし矯正装置を調整します。また、歯磨き指導も行います。治療期間は2年半~3年が目安ですが、患者様の症状によって異なります。詳しくは診察時にご説明します。

※この症例は、大人の矯正 治療例の叢生のページに詳しく載せています。
保定
(保定期間:約1~2年が目安)
歯並びが整い装置を外した後は、良好な咬合が後戻りしてしまうのを防ぐために、保定装置を装着します。保定期間中は、3か月に1回程度の通院になります。

金属の保定装置(リテーナー)

プラスチックの保定装置(リテーナー)
矯正治療はこの保定期間が終わると終了になります。末永く健康で明るく生活していただけるよう、保定終了後もご希望の患者さんには口腔内の状態を定期的に見させていただいています。
矯正費用 | 矯正治療は基本的に自費診療となります。 |
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矯正治療に伴うデメリット・リスクについて |
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※一般的なリスク・副作用については、こちらのページにも詳しく掲載していますので、ご覧ください。